2020/07/22
受験勉強やテスト勉強を先送りして自己嫌悪になるあなたへ 。自分を許して勉強量を増やす方法
![](/wp-content/uploads/2020/07/benkyo_sakiokuri-1.jpg)
こんにちは、関亜紗子です。
「受験勉強やテスト勉強をついつい先送りしてしまって、自己嫌悪になってしまう・・・!」
そんな悩み、ありますか?
私は、あった。
そんなあなたに、「私が学生の時に知りたかったわー!」という、
「自分を許して勉強量を増やせる方法」についてお伝えします!
読んでおくだけで気持ちがめっちゃ楽になると思うので、ぜひ読んでみてくださいね。
学生さんがついつい勉強を先送りしてしまうのはなぜ?
そもそも、私が教えているのは小学2年生から高校3年生まで幅広い年齢層の子たちがいるのですが、
必ず共通する悩みが、
「やっぱり今日もできなかった」
とか、
「やろうやろうと思っているんだけどついYoutube見て勉強を後回しにしちゃう」
というもの。(むしろ、言わない子はいない)
ていうか、何より、私自身が学生時代に本当にそれで悩んでいました。
「なんでちゃんと勉強できないの!?」って自分を責めては、壁をむしり取っていましたから(実話)
今回の記事を読んでいただくと、「なぜ私たちは先延ばしにしてしまうのか?」がまずわかります。
それで、早く安心してほしい。
で、大前提として、先延ばししてしまう人は自分を責めてしまいまする。
実は「先延ばしすること」よりも「自分を責めること」のほうが弊害が大きいです。
だから、とにかく優先すべきは、「自分を責めることをやめて自分を許してあげること」。
これができるようになると、自然と行動力が上がっていきます。
そんなわけで、今回は自分をどうやって許して行動力を上げていくか?を習得していきましょう!
勉強したくないときほど部屋の掃除が捗る現象について
テスト前とかに結構あるあるだと思うんです。
勉強しなければいけないと思えば思うほど、部屋の掃除をやり始める、という経験。
身に覚えはありませんか?
私の学生時代、定期テスト前は必ずそうでした。
勉強が一切進まないまま、部屋だけがピカピカになっていく現象。(ホラー)
どうしてこんな行動を取ってしまうかというと、脳科学的もしっかり説明できるのですね。
要するに、もしも試験結果が悪かった場合、
「掃除をしていたあの時間さえあればもっとできたのに…!」
と、できなかった自分に対して言い訳をする余地を残しておくためです。
言い訳するために、私たちはやらなければいけないことを先延ばしにするということですね。
耳が痛いわー。
自分を責める人と責めない人の試験結果はこんなにちがう!
で、ここからが声を大にして伝えたいことです。
それは、「自分を責めてもいいことはひとつもなく、むしろパフォーマンスが落ちるばかりである」ということ。
問題を先延ばしにしてしまった後に、私たちの反応は2パターンに分かれます。
「まぁいっか、しょうがないか」と思える人と、
「なんであの時ちゃんとやらなかったんだああああ!」と自分を責めてしまう人に分かれます。
で、更に衝撃的なのは、
自分を責めない人よりも自分を責める人の方がテストの成績が下がる傾向があるという実験結果が出ていること。
反対に、自分を許す力のある人ほど成功しやすいし自分を許せる人ほど成績が良くなるという研究結果も出ています。
そんなわけで、自分を責めていいことなど一つもないし、むしろ悪影響しかない、ということがお分かりいただけたかと思います。
自分を責めてしまったときは、「負けパターン」だと考えよう
とはいえ、真面目な人や頑張り屋タイプほど自分を責めてしまいがちですよね。
私はもう、本当、人のこと言えないくらい、すごくすごく自分を責めるタイプでした。
思い通りにできなかった自分を許せなかったんですよね。
で、これをどう克服したか?についてなんですが。
自分を責め始めたら、「あ、私の負けパターンキタコレ」とメモをするようにしたのです。
これは別の記事でもお伝えしているんですが、私たちには「うまくいかないときに必ず繰り返している同じパターン」っていうのがあるんです。
それが、「負けパターン」。
しかも、「負けパターン」は、ハマってしまったらもう自分じゃ気づけなくなるので、その「兆し(きざし)」が出てきたら、
「自分の負けパターンがきたな、と思ったらすかさずメモする」のが、受験勉強を上手くやる鉄則です。
あるあるなのは、学校の先生や塾の先生に、「あなたの志望校は無理だからやめたほうがいい」と言われたりすることです。
この相談は本当に多いですね。
「今日学校の先生に『その大学はお前には無理』って言われてすごくショックを受けているんです」とか、「親に無理だって言われたけどどうしたらいい?」とか、そういう相談。
これは、私が社会人を経験して、フリーランスになって、様々な経営者と話してきた今だからこそ言えるのですが、
そういう風に「お前にはその大学は無理だ」とか言う人ほど、自分自身が挑戦してないことが、すごく多いです。ここだけの話。
覚えておいて欲しいことは、成功者やうまくいっている人ほど、人の夢を否定しないんですよ。
反対に、よく話も聞かずに志望校を否定する人ほど、その人自身が何かを先送りしてることが多い。
(だからね、そういう人の言うことを聞いてしまうと、自分も同じように先送りをする人生になっちゃうんだなって、反面教師にするくらいでちょうどいいと思います。)
大切なのは、自分で自分を許して、励まして、応援して、自分が一番のあなたの理解者になってあげる、ということ。
先述の通り、「自分を許せる人ほど成功しやすい」のです。
つまり、「自分はダメなんだと思わない人」の方が、先送りをしないということなんですね。
ポイントは、人にやさしくするのと同じように、自分への優しさも持ってあげた方が良いということ。
私たち日本人は特に、人には優しくなれるのに、自分には厳しくなりがちななので、
合言葉は「人にやさしく、自分にもっとやさしく!」
自分を許した分だけ、成績が上がる。
以前、別の記事でも書いたんですが、心学研究家の小林正観さんがおっしゃっていたことのひとつに、
「自分に対する批判と褒め言葉の比率は、いつも50対50なのだ」という話があります。
どういう意味かというと、自分に対しての好意的な反応が50あるとしたら、それと同じく批判的な反応が50あるということです。
これを聞いた時に、「えーそうかなあ、私の周りの人は、みんな好意的な反応をくれる人たちばかりだけどな?」と思ったんですよね。
でも、ふと気づいたのは、
「私が私を一番批判している…!」
ということ。
つまり、「私の周りにはやさしい人ばかりだけどな」と思う人ほど、自分を責めていることが多いんじゃないかな、と思うんです。
もっと気を楽にして、「思い通りにできない日もあるよね」と自分に優しく、今この瞬間からがんばっていきましょう!
結局のところ、自分を責めやすい人は、「自分を許したぶんだけ、成績が上がる」と思いましょう。
そして、大切なのは、以下のようなことです。
- 模試や試験の結果にぶれないこと。
- 学校の先生に何か言われたからといって落ち込まないこと。
- 思い通りにできなくても、「そういうこともあるよね」と受け止めること。
つまり、あまり気にせずに、スムーズに勉強にまた戻ることができるのが最強のメンタリティーなんですね。
「自分を許す力」の鍛え方
裏を返せば、「BADになってしまったら最後、私たちは勉強ができなくなってしまう」、ということです。
だからこそ、「いかにBADにならないか」が受験の生死を分ける非常に重要なポイントになります。
そのためには、「自分を許す力」を鍛える必要があります。
今回は2つ、ご紹介しますね。
その1. 人生をゲーム化する
1つ目の「自分を許す力の鍛え方」は「ゲーム化する」ということです。
仮に、自分の人生について「人生なんてゲームでしょ!」と気軽に捉えられていたとしたら、例えばトランプに負けても悔しくないのと同じで、そこまで深刻にならずにすむはずです。
つまり、「負けてもあんまり気にしないでいられる」という心持ちになるのが、すごく重要です。
- 「せっかく人生ゲームやるんだったら、どうせならお金持ちになった方が楽しいよね!」
- 「せっかくだからいい大学に入った方が楽しいよね!」
とか、そんな気持ちで取り組めたら、すごく気軽ですよね?^^
「どうせプレーするなら、成績が良くていい大学に行けたほうがいいよね!」と日頃から思ってみる訓練をしてみましょう^^
で、マインドマップを使って勉強するのもゲーム感覚でできる勉強法のひとつです。
これまでマインドマップ講座に参加してくださった学生さんを見ていると、みんな、1日講座で8時間講座を受けてもらっているんですが、
講座を終えたとき、「8時間があっという間だった!」ってみんな言うんですね。
つまり、それくらい、マインドマップで勉強すると楽しくて、「勉強」だと思えないくらい没頭できるのです。(だから効果があるんです)
こんな風に、「まるでゲームや遊びのように勉強できること」が、勉強する時の大きなアドバンテージです。
その2.つらかった過去の経験をマインドマップに書き出す
「自分を許す力の鍛え方」の2つ目は、過去の自分のつらかった経験を書き出すことです。
つらかった経験をまずは白紙の紙にどんどん書き出していきます。
思いつくままに全部書き出していくと、そのうちに潜在意識からもどんどん感情が出てきます。
このネガティブな感情を書き出しきります。
(マインドマップで書くと、潜在意識から記憶が蘇りやすいのでおすすめ)
その次に、「ネガティブな感情が書き出された紙」を見ながら、
「ネガティブな思いを吐露している自分」の横に、もう一人自分を立たせます。
そして、その落ち込んでいる自分に、もう一人の自分がどんな声をかけるかな?と考えて、その言葉をまた別の紙に書いていきます。
例えば、
- そんなこと言ってもしょうがなかったじゃない
- 全然大丈夫だよ、まだまだ先があるよ
とか、できるだけ優しい言葉を書きます。
そして、その「優しい言葉書いた紙」だけを、日常的に持ち歩きます。
(ネガティブな言葉の紙は持ち歩かなくてOK)
そして、何かあるごとに、自分に対して、その紙に書いてある、優しい言葉を投げかけてあげましょう。
先送りしてしまった自分に。
サボってしまった自分に。
思い通りに勉強できなかった自分に。
そうしていくと「そんな時もあるし、仕方ないか。また切り替えて頑張ろう」と思えるようになっていきます。
今回は2つの「自分を許す力を鍛える方法」をお伝えしました。
この方法を続けていくと、自分への「自己肯定感」が底上げされて、
自然と「自分を許す力」が鍛えられていきます。
ぜひやってみてくださいね!^^
まとめ
「自分を責める人」には「先延ばしにする傾向がある」という衝撃の事実を今回はお伝えしました。
「自分をつい責めてしまう」という人こそ、ぜひ、自分を責めることを減らしながら、自分を許してあげる力を伸ばしていきましょう!
そうすることで、自然と勉強量も増えていきます!
「自分を許して勉強量を増やすためのコツ」は以下の2つ。
①人生をゲーム化しよう。
②つらかった時期の自分に優しい言葉をかけてあげる。
その「やさしい言葉」を持ち歩き、常に自分に投げかけていくのを習慣化しよう。
ぜひ、今日からやってみてくださいね。
感想や質問などあれば、ぜひ送っていただければと思います!
ありがとうございました^^