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2020/07/07 明日が楽しくなるヒント

自分のことを好き?それとも嫌い? 自分を好きになる方法

【マインドマップ要約】今回の記事が1分でわかる!

今回のテーマは「自分を好きになる方法」です。

「自分のことを大好き!」って、日本中の全員が言えたなら、あらゆる問題がなくなるんじゃないか。

そんな気さえする、永遠のテーマのひとつ。

今回の記事を読むことによって、「自分を好きになるコツ」がわかる!はずです(笑)。

そして、自分を好きになれたら、どうなると思いますか?

ズバリ、人生が変わります

なぜなら、「人と比較しなくていい」ということが分かるようになるから。

全ての悩みは「人と比較する」ことで発生していると思えてならない昨今、毎日が少し楽しくなり、明日が楽しみになるヒントをお届けします!

 

嫌いな自分を好きになる方法とは?

さて、繰り返しになりますが、すべての「悩み事」は人と比較するからこそ発生するのです。

生きれば生きるほど、このことを痛感する毎日です。

 

私自身の話になりますが、私はずっと、自分のことを好きになることができず、日々、あがいていました。

自分を好きになりたくて、いろいろ試してみた結果、分かったことがあります。

今回は、それをお伝えできればと思います。

 

もちろん、30代以上の方のお役に立つことができればとてもうれしいですが、本当は10代や20代の若い世代の人に伝えることができればと思っています。

なぜなら、私自身が、「若いときに知りたかった」と思っているからです。

自分が嫌いなのは「自信がない」から

今でも鮮明に思い出すことができる思い出があります。

それは、私が22歳のときのことです。

 

当時の私は「大学5年生」でした。

なぜ、「5年生」だったかと言うと、大学3年生のときに1年間、大学を休学して台湾に留学していたからです。

私の通っていた大学は、休学扱いであっても年次換算していたため、大学5年生になってしまったのです。

 

しかし、そのときにはすでに就職先も決まっていて、単位も取り終わっていました。

つまり、自由になる時間がたくさんあったのです。

 

このころの私は、自分に自信がなく、自分のことがあまり好きではありませんでした。

毎日が不安だらけだったため、それを取り除こうと行動していたようなものです。

 

たとえば、留学したのも、ゼミを頑張ったのも、すべて「将来の不安が少しでもなくなったらいいな」という思いからでした。

不安こそが、私の行動原理だったのです。

 

大学5年生の1年間、自由となる時間を有効に使うために、ダブルスクールをしてみようと考えました。

すでに内定をいただいていた就職先が印刷会社だったこと。

私自身がデザインに興味があったこと。

この2つの理由で、web製作やDTPなどのクリエイティブ系を学ぶことができる、「デジタルハリウッド」というお茶の水にある専門学校に通うことにしたのです。

 

このときに受けた授業の1つに、「イメージビジュアルデザイン」という、デザインの考え方を教えてくれる授業がありました。

その授業を指導してくれた先生は、とても魅力的で快活な女性の先生でした。

おそらく、今の私と同年代の先生だったのではないかと思います。

 

その先生は、一緒に徹夜で飲みに行くことがあるなど、いろいろと遊びに連れていってくれる先生でした。

あるとき、飲み会の席で先生に、「自分の意見を言えず、人に合わせてしまうことが多いのですが、どうしてでしょうか」と質問してみました。

このときの先生の返答に、当時の私はとても衝撃を受けました。

 

先生は、ただ端的に「自分に自信がないからでは?」と言ったのです。

私は人に言われて初めて、「自信がないから、人に合わせてしまうのだ」ということに気が付きました。

 

そして、「自分に自信を付けるために、いろいろと頑張ろう」と考えました。

この先ずっと、自分に自信を付ける方法を探していこうと思ったのです。

自信を付けるために取った行動

社会人になってからも、その「何か」を見つけるために、いろいろなことを試してみました。

たとえば、いろいろな資格を取得するための勉強をしてみたり、セミナーを受講してみたり。

あるいはヨガに行ってみたり、合気道を習ってみたり。

 

このときの私が考えていたのは、「何かを手に入れたら、自信が付くに違いない」ということでした。

そのため、ただ習うのではなく、資格が取れるようなセミナーにばかり通っていました。

趣味で習うのではなく、コピーライターの資格やヨガインストラクターの資格が取れるセミナーなど、受講費の高いコースばかりを選んでいたのです。

 

しかし、やればやるほど週末も忙しくなるため、自信が付くどころかてても疲れていたような気がします。

そういうふうに、ずっともがいていたにも関わらず、一向に自信が付かないので不思議に思っていました。

自分を「愛しい」と思う気持ちの正体とは?

いろいろと試行錯誤を繰り返した結果、自分のなかで明確になったことがあります。

それは、「何かを手に入れたら、自分のことが好きになれるワケではない」ということです。

 

それまでの私は、資格だったり自分磨きだったりと、何かを手に入れるために、行動していました。

しかし、形があるものを手に入れたとしても、次の瞬間に必ず怖くなるのです。

形があるものは、いつかなくなってしまうかもしれないからです。

 

たとえば「美しさ」。

私たちは、みな年老いていきます。

頑張って、自分の望み通りのキレイな姿を手に入れたとしても、それもいつか衰えていくはずです。

 

たとえば「お金」。

頑張ってたくさん稼いだとしても、「これがなくなったらどうしよう」と思った瞬間に怖くなってしまいます。

 

あるいは、「人脈」。

成功している人ほど、「人が離れていったらどうしよう」と思った瞬間に怖くなるはずです。

 

また、手に入れた当時は価値があったとしても、気が付いたら価値がなくなっていたというものもあります。

たとえば、学歴とか経歴は、時代によって左右されてしまうものです。

 

東京電力は、東日本大震災が起きるまでは優良企業の1つとされていました。

私の同期の中にも、東京電力に就職した人がいますが、その多くは退職したり辞職したりしています。

 

このように、価値が変わってしまう場合もあると思います。

つまり、自分を好きになるために大切なのは、「何かを手に入れる」ことではありません。

 

自分のことを「愛しい」と思えるたった1つのもの。

それは、「成長しようと頑張り続ける過程」そのものです。

成長しようと頑張った自分を認める 

私が、昔よりも今の自分を「好き」だと思える部分は、それまでに手に入れた「資格」などではありません。

手に入れた「形あるもの」ではないのです。

 

今、私が自分のことを「愛しい」と思い続けることができるのは、長い間もがき続けてきた自分そのものを、「頑張っているな、私」と思えた瞬間があったからです。

 

自分のことを好きになるためのポイントがあります。

それは、頑張っている自分を認めてあげることです。

私は、自分のことを好きになれなかった自分を、とても責めていました。

欠けている部分を見つけては、「もっと頑張らないと」と思っていたのです。

それでも、私はどんなときでも精一杯やっていました。

そのことを認めることができたとき、やっと自分のことが好きになれたのです。

自分に対する「信頼」を増やす

自分のことを前よりも好きになることができた今、不思議なことに、かつて嫌いだった人のことを「好きだな」と思っている自分がいます。

かつて嫌いだった人は、その当時「嫌い」だったというだけなのです。

その人に、今、もしも会ったら、とても成長しているかもしれません。

つまり、今なら「好き」と思えるかもしれないのです。

かつて嫌いだった人も自分も、まだ発展途上なのだと思います。

なぜ、自分が嫌いだったのか。

それは、常に完璧を求めていたからだと思います。

自分にも、その嫌いだった人にも、完璧を求め過ぎていたから。

それでも、私を含めて誰もが、いつも一生懸命でした。

嫌いな人や苦手な人がいたからこそ、今、こうやって成長できていることに気が付くと、嫌いだった人や苦手だった人のことが気にならなくなります。

逆に「ありがとう」と感謝できるようになりました。

 

このように思うようになるためのコツ。

私が言えることがあるとするならば、それは、ほんの少しても「何かを続けた結果」ではないかということです。

「あがき続ける」「頑張り続ける」、もしくは「自分で決めたことをやり続ける」こと。

そういったことをしていった結果、自分に対する信頼が増えていくのだと思います。

 

今の私は「完璧」になれたのかと聞かれれば、完璧とは程遠いと思います。

「完璧」であるかどうかという状態が、自分に自信をくれるわけではありません。

「頑張ろう」「毎日、前に進もう」という姿勢が、自分で自分を好きになるたった1つの要素なのだと思います。

「頑張っている過程」を楽しもう

学生の方や20代の方の中で、一生懸命生きているにも関わらず、「欠けている自分」を好きになれない方もいると思います。

でも、覚えておいてください。

「毎日、一生懸命頑張っている」姿自体が、本当に素晴らしいものだということを。

そして、結果ではなく、頑張っている過程そのものを、ぜひ好きになってほしいと思います。

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